更年期障害治療薬の種類とは

45歳から55歳くらいの女性が、疲れやすいなどの体調不良を感じると「更年期かな」と思うことは少なくありません。

実際に、45歳から55歳までの女性の約9割が心身の不調を感じています。
そのうち約2割は、日常生活も満足にも大きな支障を来たすほどの苦痛を感じています。

また、更年期障害だと感じていても婦人科ではなく他の診療科で治療を受けている人が約6割もいると言われています。
疲労感には内科で貰ったビタミン剤、関節痛には整形外科で貰った鎮痛剤、不眠にはメンタルクリニックで貰った睡眠導入剤と、個々の症状ごとに対症療法で凌いでいるのです。

しかし、婦人科では更年期障害だと診断できれば、1種類か2種類の薬で対応できます。

更年期障害治療薬には、漢方薬や自律神経を調節する薬、プラセンタエキス(胎盤エキス)、ホルモン補充療法があります。

現在婦人科では、ホルモン補充療法を第一選択薬として勧めることが多いです。
飲み薬もありますが、貼り薬や塗り薬を使うことが多くなっています。

塗り薬は、ル・エストロジェルという商品で化粧品会社が製造しており、容器も更年期障害治療薬と言う外観ではありません。
通常2プッシュをお風呂上りに両腕に塗ります。

飲み薬と違ってゆっくりと皮膚から吸収されますので、血栓や動脈硬化という副作用が起こりにくいです。また肝臓を通らないので、コレステロールが上昇する心配も少なくなります。

ホルモン剤と聞くと怖がる患者さんも多いのですが、大抵は一度使って効果を実感して「もっと早く使えば良かった」と言われます。
1本で1ヶ月ほどの量で、1000円ほどで済みます。
ホットフラッシュやのぼせに特に効果的ですが、関節痛や不眠や疲労感にも効果があるので、いくつもの診療科を回っていた人も、これ1本で済み経済的です。

また、当帰芍薬散や加味逍遥散や桂枝茯苓丸などの漢方薬を、更年期障害治療薬として使うこともあります。

■その他女性に必須のお薬
有名な緊急避妊薬であるアイピル