更年期は男性にもある

一般に更年期は女性特有のものと思われがちですが、男性にも更年期はあります。女性のように閉経という大きな体の変化がない上に、個人差が大きいので、更年期症状がどうかわかりにくい点があります。男性の場合、加齢に伴う男性ホルモンの減少や仕事上のストレスなどが原因としてあげられます。責任感が強く几帳面な人ほどかかりやすいといわれています。
動悸、頭痛、ほてり、めまい、のぼせ、手足のしびれ、倦怠感など多彩な症状があらわれ、精神的な症状が強く出る人もいます。不安感、イライラ、何事にもやる気がでない、希望が持てないなどとうつの状態になる場合もあります。加えて性欲減退や勃起不全に陥る人もいます。
男性更年期外来というのは現在数少ないので、症状にあった科の病院に行きます。全身に倦怠感や違和感のある人は内科もしくは心療内科、泌尿器関係は泌尿器科、精神面は神経科もしくは精神科を受診します。
男性ホルモンのテストステロンが下がると更年期の症状がでやすくなります。テストステロンは毛深さや精力増強に関係するホルモンで、主に睾丸から分泌されます。更年期障害治療薬のテストステロンは多彩な更年期障害に対応する治療薬です。血中のテストステロンを計測し、不足している男性ホルモンを補充します。補充方法は注射もしくは軟膏もあります。軟膏の場合、吸収率の良い場所の陰嚢に直接塗ります。他の更年期障害治療薬として漢方薬やED治療薬のバイアグラもあります。漢方薬は特に副作用もほとんどなく、穏やかに効き目をもたらしますが、即効性がないので気長に治療することが大事です。更年期障害の人はEDを合併している人も多く更年期障害治療薬としてバイアグラが処方されることがよくあります。バイアグラはEDに対してすぐれた効き目をあらわします。